私の友達のお兄さんの友達の弟(他人)は、今日、6年生になるらしい。
そして、それと一緒に、その男の子の体験した話を聞いた。
幽霊とか妖怪が出てくるわけでもない、普通にどこでもあり得ることの様だけど、恐ろしいこと。
1年生の時。
ペアの女の子が優しいし勉強もできるしかわいいっていう欠点なんてない完璧女子だった。
もちろん俺みたいなのは一目ぼれだよ。
だから、恐る恐るこういってみたんだ。
「きょ、今日牙津神社(仮名)に来てくれますか…?」
顔を真っ赤にしながらそう言ったんだ。
「もちろん。」
そん時俺は心の中でガッツポーズをした。
牙津神社
「おまたせ」
ああああああああ!かわいい!
って当時の俺は心の中で発狂してた。
「ねえ、あのお社の裏に道があるの知ってる?」
その子は急に言ったんだ。
いわれるがままに裏に行くと、本当に道があった。
古くて、今にも崩れそうな石の階段。
結構長く続いてるっぽくて、先が見えなかった。
ボーっとしてるうちに、その子はどんどん階段をのぼっていった。
おいていかれそうだったのでついていくと、20段ぐらい上ったところで、急に突き飛ばされた。
もちろん俺は落ちたさ。
けど、当時の俺はイカれてて、もっとやってほしいみたいに思ってたんだ。
まあ、いわゆるドMだよ。
けど、その様子を見ていた女の子は、急に顔をパぁっと明るくすると、
「ありがとう。きみもこっちにおいで」
って言って、そんまま連れていかれそうなとこを、俺は手を振り払って、
「もっかい、もっと俺を突き飛ばしてよ…そっちになんていかなくていいからさぁ…」
って言ってたんだ。
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