僕は何も言えませんでした。
なぜなら圭介の驚きの行動に加えて、人形の顔面にぽっかり穴が空いてしまっていたからです。
圭介はヘラヘラしながら人形を見ています。
周りには人形の破片が散らばっています。
今考えると圭介はその時に霊的な物や、バチが当たるという考えを信じていなかったのだと思います。
「じゃ、帰ろっか。」
圭介は何事もなかったかのように言いました。
「え、、、でもあのままでいいのか、圭介。」
「いいのいいの、だってあいつは呪いの人形なんだぜ、あれっぽっちじゃ壊れないよ〜」
圭介はまだヘラヘラしています。
先に圭介が鳥居をくぐって、石段を降りていきます。
僕も「大丈夫だろう」という安易な考えで圭介の後を追いました。
でも異変はすぐに起こりました。
まず、僕は壊れた人形のことが頭から離れなくて、何故か、お母さんの顔、姉の顔があの壊れた人形のように、真ん中にぽっかり穴が空いているのです。
もう怖くて怖くて、夕飯も食べずに部屋にこもって、震えていました。
お母さんたちは「どうしたのよ」と言っていたけど、僕は見てしまった、いや見えてしまった。
絶対にやってはいけないことをしてしまった。って思いました。
約3日ほどでお母さんたちの顔は少しずつ、普通の顔に見えるようになってきました。
今考えると、3日も顔に穴が空いたように見えていたと考えると、気味が悪いです。
当時は僕にしか見えていないとわかっていたけど、毎日極力顔を合わせずに、生活していました。
僕は今は完全にいつものように顔が見えるようになりました。
でも圭介はもっとひどいことになってしまったんです。
事故にあったんです。僕の目の前で。























実話なら怖すぎ
投稿者のrikutoです。良ければこの話の感想をお聞かせください。
この体験は僕の人生史上一番怖い体験になったと思います。それを今回は覚えている限りで文章にしてみました。
投稿者のrikutoです。人生史上一番怖い体験をした実話をここに書き込んでみました。
良ければコメントで感想をお聞かせください。皆さんにこのようなことが起こらないことを心から願っています。
自分も心霊体験を恐ろしいほどしてきました。
その男の子の事は、深く考えすぎると
次は貴方に来るかもしれませんよ