自転車が突然圭介に突っ込んできて、圭介は突き飛ばされました。
そして、運悪く落下点にあった石に、顔面を強打して、
あの日と同じように、あの人形と同じように、顔面が・・・
もうパニックでした。
目の前に血溜まりがあって、圭介の顔面が大変なことになっていること。
圭介はかろうじて、意識があり、泣いていました。
僕は急いで、持っていた十円玉を握りしめ少し奥にある公衆電話まで走りました。
走っている間も、何がなんだかわかりませんでした。
通報してしばらくすると、遠くから救急車のサイレンの音が聞こえてきました。
救急隊の人が来て、たくさん話を聞かれました。
あの時、僕が何を見たのか正直に話しました。
自転車が突っ込んできたけど、僕には見えてしまったんです。
あの顔に穴が空いた人形が圭介の方を見てわらっていて、突っ込んできた自転車に乗っている人の、肩に乗っていたこと。
何があったか、最初から最後まで説明しました。でももうパニックでした。なぜなら圭介の状態は
小学生だった僕が見るには、あまりにショッキング過ぎたからです。
パニックになりながらも説明を終えると、君はもう家に帰りなさいと救急隊の人に言われました。
僕は怖かったけど家に帰されました。
この件は親にも伝えられていたようで、
家に帰るなり「大丈夫だった?」
と聞かれました。その質問に何も答えずに、自分の部屋にこもって布団をかぶって圭介が心配で泣きながら天井を見ていた。
そのまま泣き寝入りしてしまった。
翌朝、僕は心に大きな傷を負い、放心状態のまま学校に行った。
学校では、圭介が「親の急な転勤が決まったので圭介は転校した。」
とだけ伝えられた。僕は知っている。朝、親が電話越しに話していた。
たしかに圭介はいなくなった。この世から。
あの日何があったかを誰に話しても信じてくれない。
なんでだろう、本当の話なのに、圭介は、、、大切な友達だったのに
学校のみんなは、圭介に何があったかも知らないのに、途方もない噂を立て始めた。
「圭介は宇宙人にさらわれた。」
「圭介はきっといじめられてて、それで転校したんだ。」
その噂を聞くたびに、僕は胸が苦しくなった。























実話なら怖すぎ
投稿者のrikutoです。良ければこの話の感想をお聞かせください。
この体験は僕の人生史上一番怖い体験になったと思います。それを今回は覚えている限りで文章にしてみました。
投稿者のrikutoです。人生史上一番怖い体験をした実話をここに書き込んでみました。
良ければコメントで感想をお聞かせください。皆さんにこのようなことが起こらないことを心から願っています。
自分も心霊体験を恐ろしいほどしてきました。
その男の子の事は、深く考えすぎると
次は貴方に来るかもしれませんよ