母と弟は見ておらず、座席の間からこちらにどうしたのと聞いてきます。
父は、私がこっちに身を乗り出したからなにかあるのかと思い、ちらっと窓の外に視線を向けたとのこと。
そして、その瞬間私と父は同じものを目撃したのです。
絶対におかしい。どう見ても決して飛行機などではない。
あんな素早い動きを、しかも一つの光が6つになって広がって消えるとか物理的にどうなったらそうなるんだ。
絶対UFOだ。本当にいるんだ。空から地球を見ているんだ。
ここまでが幼いころの体験。
そう、ここまでなら、ああ、私は「彼らはいるのだな」と思うだけにどまったと思います。
問題はそのあと。
数年後、大人になり一人暮らしを始めた私は仕事帰りに夜道を歩いていました。そして、そこに1本の電話がかかってきたのです。
「ちぃか!?お前っ、あの時のこと覚えているか!?」
電話をかけてきたのは父でした。
酷く興奮した様子で、私は目を白黒させて何のことかと尋ねました。
「今、母さんと近所の人と三人で外にいる。夜空がきれいで、だから三人で空を見上げてて、そうしたらお前と一緒にUFOを見たことを思い出した。ほら、あの青い光が6っつになったやつだよ!それでその話を母さんたちに話してたら空に似たような光を見つけて、それを指さして「ちょうどあんな感じの」って言った瞬間に、あの時と同じように青い光が広がって消えたんだよ!今度は最初3つになって、それからまた別れて6つになって!!まるで俺たちに見つかったから消えたみたいに!3人で見たんだ!」
こんな話を聞いたら、見ないわけないですよね。
私は見上げました。頭上に広がる夜空を。
綺麗な月。それから、星にしては妙に大きい青い光。
既視感のあるそれはふわっと3つに広がって、さらにそれが分かれて6つになって消えていきました。
こうして、私たちはそれぞれ離れているはずの地で、
「彼らは私たちを監視しているのだと、確信してしまう出来事に遭遇した」わけです。
目撃者はさらに増え、私も再びそれを見てしまった。
見たことのない方には伝わり切れないかもしれないですが、実際にこれを見てしまったら、信じざるを得ないんじゃないかと思います。
幽霊も怖いですけど、あんな芸当ができるものが空に浮かんでいると思うと、ちょっとどころかかなり恐ろしいです。
でも、もし友好的な感情を持ってくれているのなら、できれば一度コミュニケーションをとってみたいとも思います。
最後に改めまして、皆さんはユーエフオー、所謂、未確認飛行物体というものを見たことがあるでしょうか?
もし同じようなものを目撃されたことのある方がいたら、ぜひコメントで教えて下さい。
昔々中川翔子が「今UFOにしか思えない物を3機程目撃」とかってツイートして「私も見た」だの「赤いのが通常の三倍のスピードだった」だのといったレスが殺到しましたとさ