そして二人のこんな関係が3ヶ月ほど続いた、週末のある日のことだった。
いつものように一緒に夕食をし、しばらくテーブルで談笑を交わした後、どちらからともなく寝室のベッドに潜り込んだ。
それからしばらくして寝入った後、尿意をもよおした俺は深夜に目が覚めた。
隣を見るとN美がいない。
奥の壁の方に視線をやるが、そこにもいない。
それから寝室のドアを開くと廊下に出てからトイレで用を足した後、不審に思った俺はリビングに行ってみた。
ひんやりとした空気を感じたので正面奥のサッシ扉を見ると、一ヵ所だけ開け放たれている。
━確か寝る時には全て閉じて施錠したと思うが、、、
などと思いながらそこまで歩くと、ベランダを覗いてみた。
そして誰もいないのを確認し、扉を閉めようとした時だ。
わあああ!
きゃああああ!
突然男と女のけたたましい悲鳴が聞こえてきた。
どうやらお隣さんのようだ。
何だ!?
ベランダ右手にある隣との境を区切るボードのところまで歩く。
ドタバタという室内で誰かが暴れているような音が聞こえてくる。
俺はすぐに玄関口まで走ると鍵を空け、ドアを開く。
そして廊下に出てお隣さんの玄関ドアの前に立つと、呼び鈴のボタンを何度か押してみた。
だが何の返事もない。
どうしたものかと呆然としながらその場に立っていると、カチャリと音がして唐突にドアが開いた。
同時に女の声がする。
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女の執着って怖いですね…
男もですね(笑)
━ねこじろう
それな!
それな!!
それな!!!
婚活パーティーで出会ったばかりの人とアレをしたら、すぐさま退会させられますよ。男性も女性も、せめて正式に婚約をしてから!