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不思議体験

きのこさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

民宿
短編 2024/12/24 12:14 1,127view

 

気が付くと、外は暗くなっていて、女性はあわてて夕飯の準備を始めました。

私は準備の間、お風呂が沸いていると言われたので、お言葉に甘えさせてもらい、ゆっくりとお風呂に入らせてもらいました。

 

お風呂から上がり、一度、自室に帰ろうとしたときに二階へと続く階段を見つけました。

確かに、この民宿についた時に、二階があったことは外観からわかっていました。

なので、そこまで不思議には思いませんでした。

 

女性が二階で寝るのかなと思っていると、慌てたように女性がやってきました。

「二階は使ってないんですよ」

そう言って、私に夕食の準備ができたので食べに来て欲しいと促してきました。

 

夕食は旅館でプロが作ったものではなく、手作り感がある料理でしたが、とても美味しく、私は満足でした。

 

食べ終わったときは、まだ22時くらいでしたが、民宿に着くまでに結構大変だったこともあり、疲れていたので寝ることにしました。

 

横になると、私はすぐに眠りに落ちました。

 

おそらく深夜の3時くらいだったと思います。

私はふと、トイレに行きたくなり、目を覚ましました。

 

トイレに向かおうと部屋を出ると、当然、電気が消されていて真っ暗でした。

女性は一階で寝ているはずと思い、起こさないように私は電気をつけずに手探りで廊下を進みました。

 

すると、どこからか、パチンパチンと何かを叩くような音がするのに気付きました。

音のする方に進むと、階段に辿り着き、どうやら二階から音がするのだとわかりました。

そして、よく見ると二階の部屋に明かりがついているのが見えました。

 

私は好奇心にかられゆっくりと二階へ上っていきます。

そして、音がする部屋を見つけて、耳をすましました。

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