風呂から見たモノ
投稿者:HiTsUZI1029 (3)
これは僕14歳の体験です。
まず、僕は山奥に住んでいて、コンビニまで片道80km、学校まで片道7.5kmあります。
そんな僕は毎日自転車登校、時々走って通学するのですが、とある日から変な視線を感じるようになります。
学校の近くの橋の近くで親とキャンプをしていた日からになります。
その場所はお坊さんが子供を付けて身投げをしたらしいです。服に石を詰めて飛び込んだと聞きましたが、今では飛び込める水位は有りません。
その日はもう帰ろうという時間に川で魚を取っていたときに何かを見ました。
網を持って親と下流から登ってきていたのですが、僕だけ魚とりに夢中になりすぎてすっかり家族と離れていました。そんなとき、ふと視線を感じ、後ろを向いてみると
【白いなにか】見えました。僕は目が悪いのと慌てて逃げたのでよく覚えていないのですが、確かボロボロの白い服をまとった髪の長い人が水と木の近く、川岸に居たのです。
川そのものが小さいので、その人と体感5メートルほどの近さでした。僕が離れた後も見てみましたが、確かに居ました。車に乗り込んでからは見なくなりました。
聞いてみた話になりますが、その人は女性で、水自殺をしたらしいです。その場所はお坊さんのところと距離としては50mほどしか離れていませんでした。
その日からです。僕は行きではなく帰り道に限って変な「視線」を感じるようになったのです。
視線は毎日のように感じました。あるときは草やぶ、あるときは山の上、またあるときは隣の木の間から。
恐ろしいことに、その視線は日に日に家に近づいていたのです。ですが、ある日からその視線を感じることはパッタリと途絶えます。おかしいな、と感じつつもホッとしていました。
その日は部活終わりに走って帰っていてすっかり暗くなっていました。親が遠出していて、家には祖父祖母と犬しかいません。
僕が帰ってきた時、その日に限っていつもはあまり吠えてこない犬が変にとても吠えました。おかしいな、と感じつつもうちはまき風呂なので風呂を焚き、風呂に入ることにしました。親が帰ってくるのは夜の8時くらいです。
その日、お風呂に入っていたときにそれを見かけました。
僕はお風呂に浸かり、疲れを癒やしていました。ふと、ヒューッという音がしたので、向かいの窓を見てみました。すると、
一瞬の出来事だったのですが、白い服を着て長い髪の人が窓の横を通り抜けていったのです。
もの凄い速さで駆け抜けたそれは一瞬で見えなくなりました。
よく考えてみるとそれは川でみたその女性であると僕は思い、怖くなってすぐさま出て、部屋に戻りました。親は帰っていて、皆居ました。女性のことを訪ねようと思いましたが、白い服ではないことや帰ってきたばかりで荷物を整理していたことを考えると違うと思いました。
その次の日もそれは見かけましたが、そのまた次の日からは見かけなくなりました。
僕はその日から知り合いの自殺を止めるようになりました。前までは口先だけだったのですが今では真剣に話をしています。それはまた同じ目に会いたくないことを言い訳にしているのかも
ラストどんな風に終わったほうが良いでしょうか
短編って言ってるけど、うちからは長め!!、
短編中の長編