コン。
コン。
「あなたが出てくるのを待っています。」
コン。
コン。
コン。
コン。
やめてくれ…
なり続けるノックの音に段々イライラしてきた。
コン。
コン。
コン。
コン。
「あなたが出てくるのを待っています。」
コン。
コン。
コン。
コン。
いいかげんにしてくれ!!
恐怖を忘れ、怒りと共に思い切りドアを開けた瞬間
私は陽が差し込む自分のベッドの上にいた。
え?夢…?
個室の時から地続きで激しい鼓動の音が鳴り響いている。
事態が飲み込めないまま、ぼんやりする頭でカーテンを開ける。
強烈な違和感。
空が青い…
私はあの個室からとんでもない世界に迷い込んでしまったようだ…
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けつこうこわいな