かぷせるほてる
投稿者:ねこじろう (147)
長編
2024/07/16
16:23
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と少し青ざめた顔で言う。
スタッフの切羽詰まった様子にただならぬものを感じた私は、素早く起き上がり室を出た。
その時、時刻は7時過ぎだった。
訳の分からぬまま、私はスタッフとともにエレベーターに乗り込んだ。
スタッフの向かった先、それは1階ロビー受付カウンター横手にある応接室。
中央にある大理石調のテーブル右手のソファーには、グレーのスーツ姿の男性が二人腰かけている。
スタッフに薦められ、二人の前のソファーに座らされた。
スタッフが私の隣に座ると同時に、目の前の男性二人が
「初めまして、私たち、こういう者です」と言いながら、各々名刺を梶原に手渡す。
そこにはF市南警察署という文字がならんでいた。
「警察の方がいったい、私に何の用事なんですか?」
名刺と二人の顔を交互に見ながら尋ねる。
すると向かって右手に座る白髪の男性が口を開いた。
「黒田さん、梶原歩さんをご存じですよね」
「はい、私の部下ですが。
あの、彼が何か?」
今度は、白髪の男性の隣に座る短髪黒髪に銀縁メガネの若い男性が今度は口を開く。
「実は昨日の深夜に死体で発見されたんです」
「え!?」
刑事のいきなりの言葉に私は思わず声が出た。
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さすが、という内容でした。
面白かったです。
とく
お褒めの言葉、ありがとうございます
─ねこじろう
読みごたえ、ありました。
ありがとうございます
─ねこじろう
1ページ目の「そのビジネスホテルは駅のすぐそばだったから…」はカプセルホテルの間違いかと思います。
この話では駅前のビジネスホテルの一部フロアをカプセルとし、他のフロアは大浴場及びシングルダブルの一般のビジネスホテルフロアという設定にしたのですが。
━ねこじろう
「微唾みの泉」とは何でしょうか
知識不足ですいません..