部屋に籠るなにか

とにかく一階のリビングに戻ろう
俺は階段を下りていった
音を立てないように降りたつもりだが、正直自信がない

どうにかリビングに降りると、一気に身体から汗が噴き出てきた

・・・なんだあれは？
あれは・・・人間じゃない

あの部屋には人間じゃないものが住み着いている

とにかくここを逃げ出そう
怒られるだろうが知ったことか

俺は荷物を急いでまとめた

すると

ドンドン

床が鳴った

もう食い終わったのか
片付けろということだろうが、またあの部屋の前に行く気は・・・

ドンドン
ドンドン

また鳴った

催促しているのか
2回連続でなった

だが、あそこに行くのは嫌だ

ドンドン

ドンドン
ドンドン

今度は三回鳴らされた
音も大きくなっている

これはマズイ
このままだと部屋から出てくるんじゃないか

仕方ない
取に行こう
さっと食器を取りに行って、それからズラかろう

俺はまた2階に行った
扉は閉まっていて、食器が置かれている

俺は足早に近づき食器を手に取った