周囲から沸き起こる驚きの声。
さらに今度彼女は20センチくらいある青魚を一尾出すとまた水槽に放り込む。
それもあっという間に僅かな肉片を残して骨だけになった。
「嘘だろう。すげぇ!」
サラリーマン風の太目の男が感嘆の声をあげる。
「そうなんです凄い食欲なんです。
このダイエットワームは人間の食べるものはどんなものでも好き嫌いなしに食べます。
しかもその生命力は強靭で、
どのような過酷な環境にも生きていきます。
例えそれが人間の体内であっても……」
そう言って白衣の男性は意味ありげに微笑んだ。
「分かったぞ!こいつらを俺たちの体内に住まわせようということだな!」
サラリーマン風の男が叫ぶ。
「お察しがよろしいようで、、、ならば話が早いですね。
そうです。本日皆さんにはこのダイエットワームを数匹口内から体内に取り込んでいただきます。
あとは今までとおりお好きなものを好きなだけ食べてもらって結構です。
体内に取り込まれた食物はほとんどダイエットワームが処理します。
ダイエットワームは食料をもらえ皆さんは好きなだけ食べながらダイエットができる。
どうです正に自然の摂理に即したwin win の素晴らしい『共生』関係じゃないですか? 」
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怖いより、何か悲しい
コメントありがとうございます
─ねこじろう