変な看護師さん
投稿者:ねこじろう (147)
長編
2024/04/03
23:48
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微かに笑みを浮かべているようにも見える。
「あの、何か?」
ベッドで半身を起こした木村が女を不信げに見ながら尋ねた。
彼の正面のベッドで同様に半身を起こした広瀬も相変わらず険しい顔で固まっていた。
するとその女はすっと右手を目線まで上げ初めは広瀬を次は木村そしてまた広瀬と交互に指さしていき最後は広瀬のところでピタリと止めてからまた微かにほほ笑むと、ゆっくり右手を下す。
そして入口から廊下に出て最後はフッと姿を消した。
広瀬が木村と目線を合わせるとボソリと呟く。
「なんや気色悪い女やったな。誰やろ?」
木村は「いや、知らないです」と首を傾げた。
※※※※※※※※※※
そしてその夜の最後の検温時のこと。
担当看護師の遠藤が血圧を測りながら、包帯でぐるぐる巻きにされた木村の左足を見て尋ねる。
「まだ左足痛む?」
「少しだけ。
でも初めに比べたら、大分和らいだかな」
「これからバイクに乗る時は、あまり無理しないようにね」
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病院での話しは、やはり怖いですね((゚□゚;))
人の生き死にに関わるところですから、やはり怖いこともあるでしょうね
─ねこじろう
なんだチミはってか! そうです。私が変な看護師さんです。
最後の一文はあの世に連れて行こうとしてんのかな?