適切な処置
投稿者:ねこじろう (147)
長編
2023/12/13
00:42
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俺は懸命に叫び続けたのだが、全く無意味だった。
しばらくするとだんだん息苦しくなりだすとともに、視界を薄いピンク色の靄のようなものが立ち込め始め徐々に広がっていく。
向こうでは古い映画のような様々な昔の思い出がぼんやり見え隠れしていたが、やがてそれも消え失せてしまう。
た……
す……
け……
その後は
再び永遠の暗闇が支配した。
【了】
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本当に文章がお上手で目が離せなくました。
ありがとうございます
─ねこじろう