ストーカー
投稿者:さぶちゃん (2)
今回は3つ目の話をほぼ実話に近い状況で綴っていく。
……
【1章:こんなに人を嫌いになったのは初めて】
バーで心霊話をした事なんてすっかり記憶から消えていた数日後、ある1通のメッセージが届いた。相手は友人のK子。
K子とは、ある芸能人のファン仲間。SNSを通じて知り合い、たまたま実家同士も近所だった。たまに食事に行ったり、イベントに行ったりと、もう10年近い付き合いになる。
しかし、とある理由があり、ここ半年彼女とは距離を置いていた。
そんな彼女から届いたメッセージ
「私、何かした?またさぶちゃんと仲良くしたいな」
嫌な予感がしたので返信はしなかった。
それもそのはず、距離を置いていた理由は最近の彼女のストーカー気質にあった。
「元彼を仕事終わりに待ち伏せしちゃった♪」
K子は1年前に転職。新しい職場に入社後まもなく、会社で知り合った先輩と交際していた。しかし、交際は長くは続かなかったらしい。話の様子だと、K子は先輩から振られてしまい、納得のいかないまま別れたとのこと。
そのため待ち伏せや復縁を迫ったりと、ストーカー化し、会社と本人から注意を受けていたそうだ。
「元彼とどうしても寄り戻したいんだ。けれど、待ち伏せしたら元彼に『こんなに人を嫌いになったのは初めてだ』って言われたの。」
そんな話を聞いてるうちに私もなんとなく身の危険を感じた。そして幸いにも彼女との距離を置くと同時に私は転職して実家を出た。
彼女からの遊びの誘いも家から遠いを理由に断っていた。
〜K子の執着は元彼では無く、次第に私の方に向けられていた事にまだ私は気付いていなかった。〜
…
【2章:お願い。私を見て。】
小さな不調続きだったある晩、いつもに増して体調が悪かった。
「今日は早めに寝るか。」
21時頃には布団に入り眠りについた。
すると突然、金縛りと共に胸を圧迫された。
ぎゅーーーーとすごい音を立てて圧迫された。
「苦しい。助けて。怖いよ。苦しいよ」声は出ない。動けない。しかし、目を開けることだけは出来た。恐る恐る見開くとそこには、胸には黒い影が乗っていた。
「誰?お願いやめて。」
金縛りが解け、目を覚ますと冬なのに大量の汗をかいていた。
「なんだ夢か……」
ふと時計を見ると深夜0時半。トイレに行き水を飲み、保冷剤で頭を冷やし、また眠りに着いた。
……
まさか、、、、なる。
じゃなくて
まさか、、、、なるなんて。
じゃないっすか
ストーカー気質って病気ですよね。そういう人間は治療してもらいたいですね
面白かったです!