恐怖!真っ向否定短冊
投稿者:月子 (9)
「アンタらも何か書いてみなよ。おばちゃんが叶えちゃるわ!」
と、おばちゃんから頼もしい一言を頂いたので、
私たちも短冊に願い事をすることになりました。
有難いことに、友達は先週まで入院していた私の体調がまだ本調子ではない事を心配してくれ、
【もう〇〇に偏頭痛がおきませんように!
〇〇が痛いって泣かずに済みますように!⬜︎⬜︎】
と、金色の短冊に2つも願いを込めてくれました。
ありがとう、友達。嬉しかった。
私は友達と自分が志望校に無事合格する事を願いました。
こればっかりは自分の努力で成し遂げなければならない事ですが、
一応お願いできるならしておいて損はありませんからね。
その後、2人で並べて短冊を飾り、写真を撮って、
笹の横に置かれているベンチに腰掛け、
揚げたてのコロッケとメンチカツを頬張り、
私たちは幸せを噛み締めていました。
そうして食べ終わり、おばちゃんにもう1度お礼を言ってから
次の目的であるクレープ屋に行こうとした時、
隣にいる友達がびくりと震え、それから私に
がっちりとしがみつきました。
ただならぬ様子の友人にどうしたと聞くと、
「短冊増えとるやんけ」
と、キレ気味に先ほど短冊を吊るしたあたりを指差しました。
吊るしてから10〜15分程度経っていましたが、
短冊を書いている人も、肉屋の買い物客も、
私たちは誰1人として見ていません。
つまり増えることはあり得ないはずなのです。
激怖体験をした病院から退院し安心したそばから
早速おかわりがきてしまい、私は辟易しました。
キレ気味の友達を落ち着かせてから
その子が言う増えた短冊を探しました。
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