交通事故
投稿者:初めての書き出し小説風 (10)
短編
2023/07/09
23:03
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そう言う父に新人が。
「先輩!すいません、、トイレ行ってきてもいいですか〜?」
「もう帰るだけなのに・・早くしろよ」
「すいません!すぐ行ってきます!」
「まったく・・・」
トイレは自分たちが居る階にはなく、階段で3階まで上がらないと男子トイレはない。
そそくさと小走りで走る新人の背中を見て最後の支度をする父。
…
と。
3分くらい経った時。
タッタッタ
小走りで戻ってきた新人。
「早いな(笑)もう終わったんか」
「はぁはぁ。」
少し青ざめているように見える新人の顔。
「いや、まだ行ってないんです…すいません」
「はぁ、じゃあなんで帰ってきたんだよ(笑)」
「あっ・・・いや、お願いがありまして・・・」
「先輩も一緒に行きません?」
申し訳なさそうにそう言う新人。
「子供じゃないんだから」
「すいません、まじでお願いです」
強引に父の手を引きながら歩き出した。
「ちょちょちょ、いきなりなんだよもう」
「すいません、、」
「わかったから手を離せよ(笑)」
もう漏れそうなんだと思い、渋々トイレに向かう。
タッタッタ
階段に着いた。
あとは階段を登って3階に向かうだけ。
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