とり憑かれやすい人
投稿者:初めての書き出し小説風 (10)
短編
2023/06/28
14:48
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「ん?どうしたの?てか、なんで行ったこと知ってるの??」
と返すと。
「…」
「実は今日仕事が終わって、会社のオフィスで同僚と話をしてたんだ」
「で、たまたまその同僚のお姉さんが顔を出しに会社に来たんだけど」
~~~~~~~~
「あの…」
「ちょっといいですか?」
「えっ?俺ですか?」
「はい。」
「…言いづらいんですが、息子さんって最近廃墟とかって行きました?」
「ん〜いやー、分からないですね。」
「どうしてですか?」
意味が分からない親父は、不思議な顔をして聞き返すと。
「多分、息子さん最近廃墟に行かれたと思うんです」
「で、その時に…」
「小さな女の子を連れてきてしまったようでして」
「…へっ?」
「でね…」
「その小さな子、あなたにとり憑いているんです」
「えっ!!!!?」
「だからお声かけしたんです」
「…あなたの後ろを小さな女の子が付いて歩いているのが見えたので」
「あっ、でも悪い感じはしないので、祓っておきますね」
「あっ、はい」
~~~~~~~~
「そんなことがさっきあったから聞いたんだけど・・・」
「お前マジで行ったの?」
「うん、行った」
「あ〜ごめん!笑」
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そのお姉さんが凄すぎる。誰経由で連れて来たかまで視えてしまうなんて