犬_加筆修正版
投稿者:kana (210)
私が獣医師、つまり動物のお医者さんを目指そうと思ったのは、
小さい頃の思い出からです。
両親は私が生まれる前からコーギーの仔犬を飼っており、名前をリッキーと言いました。
リッキーは私が生まれると、まるで自分に妹ができたかのように優しく接してくれ、
私たちは兄妹のように遊び、一緒に育っていきました。
いつも私の事を守ってくれるリッキー。大好き♪
でも・・・あれはわたしが小学校3年生の時の事です。
散歩の途中、横断歩道を渡っている時に、信号無視のクルマが交差点に突っ込んできて私とリッキーを跳ね飛ばしました。
いち早く危険を察知したリッキーは、私の前に回って、そのクルマに激しく吠えたのですが、時すでに遅し。よそ見運転のクルマに私たちは跳ねられたのです。
幸い私もリッキーも命に別状はなく、私は腕や足、鎖骨、肋骨の骨折や脱臼で済みましたが、リッキーは脊髄をやられ、手術を受けたものの腰から下が動かなくなってしまいました。自分の痛みより、リッキーのことがツラくて、病院のベッドで泣いていました。
退院してからはリッキーのために動物病院へ通うのが日課となっていました。
その先生がとても頼りがいのある先生で、元気になっても散歩できないリッキーのために、
下半身を載せる小さな車椅子のような義足も作ってくれました。
リッキーの短い前足と、後ろのタイヤは相性がよく、また楽しく散歩ができるようになりました。リッキーはそれから2年ほどは元気にしていたのですが、やはり怪我の後遺症からか、やがて永い眠りにつくことになりました。
私は三日三晩泣いて過ごしました。
そしてこの時、自分も動物のお医者さんになって、かわいそうな動物たちをたくさん救ってあげたいと思うようになったのです。
でも、大変だったのはそのあとです。
大学の獣医学部は狭き門で、しかも6年も通わなければなりません。
学費も高く、両親には本当に感謝しかありません。
大学は全寮制なのですが、さすが獣医学部と思ったのが、
入学と同時に生徒たちで犬を飼育することになったのです。
犬と一緒の寮生活。飼育小屋の犬たちを毎日お世話する生活。
犬と共に暮らし、動物を身近に感じながら学んでいく。
動物好きの私には天国のようにも思えました。
大学ではこの犬たちを名前ではなく、番号で呼んでいましたが・・・
その中の1匹にコーギーがいて・・・私はその子を密かに2代目リッキーと呼んでいました。
仲間たちともワイワイやりながら、楽しい寮生活をスタートさせました。
ツライ勉強も、2代目リッキーの短い足とプリプリのお尻を見ればすべて吹っ飛んでいきます。まるで一本の映画でも作れそうなくらい、私たちは充実した学生生活を送ることになりました。
あっと言う間に時がたち、私と2代目リッキーは先代にも負けないほどの良い相棒になっていました。
・・・・・・
獣医目指すのやめようかな…
↑kamaです。
ペット向け獣医師は人手がありあまってるそうですが、牛や豚などの畜産で働く獣医師は人手不足だそうです。むしろ獣医師の一番活躍すべき道はそっちにあります。
あと、獣医師の先生の話として、大学で解剖実習の時に喜んで犬を殺す奴がいて、ぶっ飛ばしてやりたかった、なんて話も聞きました。
↑それはひどいですね