小学校のトイレの怪奇現象

これは私が小学校三年生のときに実際に経験した話です。

あまりの出来事に20年近くたった今でも鮮明に覚えています。

当時、私は給食後の掃除の時間に、トイレ掃除を行っていました。

まだ小学生だったこともあり、掃除の時間に遊んだりイタズラしたりすることもしばしばありました。

ある日、他のトイレ掃除のメンバーと一緒に花子さんをすることになりました。

半開きになっている一番奥の和式トイレの扉を手で押さえながら3回ノックし、「はぁなこさん、遊びましょ。」と声をかけました。

しかし、何も起こることはありません。

そこに先生がやってきて、遊んでいること、そして一番奥のトイレだけ掃除が終わっていないことがバレてしまいました。

花子さんでは何も起こらなかったものの、なんとなく不気味だったので、じゃんけんで負けた人が一番奥のトイレを掃除することになりました。

見事にじゃんけんに負けた私は、嫌々ながらも一番奥のトイレを掃除しました。

掃除が終わり、トイレを流しました。

じゃあ〜、じゃあ〜、じゃあ〜。

一度しか流していないはずのトイレが何度も流れるのです。

そして、半開きのはずの扉が突然バタンっ！と勢いよく閉まりました。

恐怖と驚きでパニックになった私は、閉まった扉に思い切り体をぶつけてなんとかトイレから出ることができました。

それ以来、私は掃除に限らず普段のトイレでも一番奥は使わないようにしています。