知人に聞いた話。
行きつけのバーで、よく怖い話を語り合うKという飲み仲間がいた。
自らパワースポットや心霊スポットに赴き、無理やり実体験してくる、
という手法がKのやり方。
地元の小中学校から語り部の仕事が来たり、
大学の心霊系のサークルにお呼ばれする、ちょっとした有名人のK。
そんなKが、高校時代に経験したとある話を書こうと思う。
ちなみにこの話は、何か事情があるのか、フラッシュバックするからか、
俺以外には誰にも話せずいたようだ。
ここからは、K目線で書きます。
季節は春。
高校に入学したての俺は、同級の不良どもと学校をさぼり一緒に煙草を吸っていた。
今思うと恥ずかしくて仕方がないが、カバンに「喧嘩上等」と書かれたステッカーを
貼っていたり、肩がぶつかった相手に速攻喧嘩を売ったり、
まあどこにでもいるただのヤンキーだった。
ただ、俺には致命的な欠陥があった。
そう、喧嘩が引くほど弱いのだ。
特にスポーツの経験もなく、映画「ロッキー」で得たボクシングの知識のみを武器に、
連戦連敗を重ねていた。
ある日の放課後、先輩に煙草を吸っているところを見つかり、
あっという間にシメられた。
運悪く一人で、4人の先輩に絡まれた時点で負けを悟ったよ。
でも、その日無性にむしゃくしゃしてて、
いくら殴られても蹴られても、刺し違えるつもりで抵抗してた。
そしてなんと、4人中2人をボコボコにした。
いやあ、ロッキー見ててよかったよ。
ところが、生き残った二人が誰かに電話し始めた。
その時点で俺はもう意識が朦朧としてたから、うろ覚えなんだけど。
確か「一年のガキシメるから人数連れて〇〇に来て」
とか言ってたと思う。

























うそだろ………
え?おわり?
その後が知りたいー!
いやオチが不完全燃焼すぎる
その後どうなったのよ、生きて戻ってきてるんだからあるでしょその後が
チェイス開幕の臨場感は好き
喧嘩弱いのにロッキーの知識?だけで喧嘩売りまくるってガガガイやね!
車で30分って普通に歩いても三時間ぐらいかな?
you dead
つーづーきー