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ノノさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

スピリチュアルなメッセージ
長編 2022/11/16 21:37 2,815view
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私が元気になっても仕方ないんだけど、と思いながらも、よく眠れることはありがたく、マコさんのおかげかな、なんて思っていましたが、あることに気づきました。

私は毎朝、必ず5時55分に自然と目覚めるようになったのです。息子のお弁当をつくるために早起きする必要があったので、自然と起きられるようになったのはよかったのですが、必ず【5:55】という点が気になりました。

スピリチュアルなことにはそんなに興味がなかった私ですが、ゾロ目には意味があると聞いたことがあり、【555】という数字についても調べてみました。

すると、スピリチュアルの世界では、【555】には大きな意味があることがわかりました。
【555】には、「人生が一変するほどの変化」「執着を手放す」「別れ」というメッセージがあるのだそうです。

私には、この【555】の意味を解読して、それに合った行動をとることこそ、マコさんを助けることのように思え、真剣にメッセージを受け取ろうとしました。

まず考えたのは、私がマコさんの「人生を一変させる」ような助けをできるのではないか、ということです。例えば、無理にでも病院に連れて行ったりすれば良いのでは、と思いました。

でも、それでは、「執着を手放す」「別れ」という2番目、3番目の意味合いとは合わなくなります。私の中で、マコさんは放っておけない存在になっていましたが、今のところマコさんはすぐに命を落としてしまうほど弱っているわけではありません。

まずは、【555】のメッセージをそのまま素直に受け取ろうと決めて、私はあえてマコさんへの「執着を手放し」て、一時的に「別れ」を選ぶことにしました。この方法がうまくいかなければ、その時には無理にでも一緒に病院に行けば良いのです。

マコさんが心配をするといけないので、「パートの仕事の時間が変わって、しばらくジムには来られない」と伝えました。そして、決心が鈍るといけないので、ジムに一ヶ月の休会届けを出しました。

一ヶ月間、後ろ髪をひかれる思いでしたが、マコさんの変化を信じて、毎日祈りました。相変わらず、5時55分に目覚める現象は続き、私はほぼ毎朝スマホの【5:55】を目にしていました。それを見るたびにこの方法は間違っていない気がして、何らかの形で、マコさんには変化があるはずと信じていました。

そして、一ヶ月が経ち、ジムの再入会をするために訪れました。そこで、仲良くしていたジムとトレーナーさんから、マコさんのその後を聞くことになりました。

マコさんは、私が休会した頃から、話す相手がいないせいか見るからに元気がなくなってしまったそうです。それでも同じ時間に通い続けていたものの、2週間前のある日、マコさんはジムで座り込んで動けなくなってしまったのだそうです。

ジムの判断で、救急車が呼ばれ、マコさんは病院に搬送されました。血液検査などの結果、入院が必要と診断が下り、マコさんは今も入院しているのだそうです。トレーナーさんは、私が来なくなって気落ちしたことにより、カラ元気が出せなくなって、体の治療につながったのだからかえってよかった、と話していました。

私は、さっそくマコさんのお見舞いに向かいました。

久しぶりに会った病室のマコさんは、「私は病気だった。こんなに痩せているのにぜんぜん気がついていなかった。こんな私と仲良くしてくれて、お見舞いまで来てくれるなんて嬉しい。」と言ってくれました。

私は、何もしていないけれど、きっと【555】のメッセージをちゃんと受け取れたんだ、と感じました。マコさんには、「マコさんと早く会いたかった。これからまた同じ時間にジムに行けるようになったから、マコさんも早く元気になって。」と伝えました。

スピリチュアルの世界には興味がなかった私ですが、数字のメッセージを信じ、自分だけでは選ぶことのなかった方法を選ぶことで、大切なお友達を救うことができました。きっと、スピリチュアルな世界は本当にあるのではないかと今は考えています。

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コメント(1)
  • 良かったですね。運命的な出会いですね。

    2022/11/17/21:10

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