午前0時のトイレ
投稿者:ウズベキprize (2)
長編
2022/11/11
12:19
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なぜなら、誰も信じてくれるハズもないですし、なにより、あの恐ろしい体験を思い出したくなかったからです。
そして、いつも同じように、
今もその公園の前を通ります。
今でもふと思い出すんです。
あの日のことを…
「もしあの御守りがなかったら、今頃私はどうなっていたのか?」と…
早く忘れたい!
記憶から消し去りたい!
と思っても、あの公園の前を通りかかると、
蘇ってくるんです。
あの出来事が…
思い出すだけで身体がぶるぶる震えてきます。
でも、
あの出来事は一体何?
あの人は一体誰?
そして私に何を伝えたかったの?…
もちろん、今では確かめる術はありません。
今でもあの恐怖体験は絶対に忘れることができません。
でも、わかっていることはひとつだけあります。ハッキリしている事があります。
それはあの時、間違いなく、
あの御守りが..おばあちゃんが私を助けてくれたのだと思います。
天国にいるおばあちゃんへ..
本当に助けてくれてありがとう。
これからも私を見守ってください!
..と心から思います。
そして、ごめんね!
仕事が忙しくておばちゃんのこと、
あまり思い出さないで…
この出来事はとっても怖かったけど、
もう一方では家族の絆のような、なんか大事なモノを私に思い出させてくれました。
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