霊感の強すぎる友人
投稿者:キョンシーズ (11)
長編
2022/10/29
00:50
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呼吸も元通りになりスヤスヤと寝ている彼女をベッドに寝かせ、
物が散乱したリビングでAに飲み物を渡し一息付いていると
「あんなヤバいのどこから連れてきた?二人とも死ぬとこだったぞ?」
Aが言うにはさっきの黒い影は相当ヤバい悪霊だったらしく、
もう少し遅かったら私も彼女も命を落としていたという。
そして彼女が心霊スポットに行った事を伝えると、Aは呆れながら
「そうやって遊び半分で行くからこういう事になるんだよ。もう二度と行かせるな。」
と言い
「今回は俺が妙な予知夢見たから何とか間に合ったけど、次は無いかもしれないから
本当に行かせるなよ?」
どうやらAはいつもと少し違う予知夢を見て、私たちに危険が及んでいる事を察知し、
飛んできてくれたらしい。
この日はAも泊まっていってくれて安心して眠れました。
翌日原因を作った彼女はAにこっぴどく叱られ、二度と心霊スポットに行かない事を約束しました。
この時Aがいなかったらきっと私と彼女はもうこの世にいなかったでしょう。
命を救ってくれたAに一生物の恩を感じると共に、
遊び半分で心霊スポットに行くのは命取りな行為だと強く思い知らされました。
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霊感が強い云々の話では無いくらい凄い友達ですね。
こんなに頼りになる友達大事にして下さい。
一生分の、借りつくっちゃいましたね。