亡くなっても帰ってくる愛犬たち

今までに買ったことがある愛犬は、柴犬ばかり、4匹います。

お盆やお彼岸、家族に心配なことがあってしずんでいるとき、命日が近づくと帰ってくるのです。

お寺に月一で通っているので、供養は命日には必ずしているのに。

ある日、体が疲れ果ててしんどいな～と思い、流しで洗い物をしていると、足元に何かす～っす～っとふわふわした何かがくっついては離れ、あれと思って、また洗い物をしだすと、す～っくっついては離れる、何かが通り抜ける感覚があります。

そして、洗い物が終わった後に、ふわ～っと洗いあがりのシャンプーの犬の毛のにおいがしました。

ん？犬？今はワンちゃんいないのにな。

おかしなこともあるもんだなと、その時は思っていました。

それから、何事もなく日々が立ち、

次の月のお寺参りの日が来ました。

御祈祷をおえて振り向いた住職が、わんちゃんが何か心配なことがあるのか帰ってきてますね。

だから、言い聞かせて帰らせましたと。

そういわれてみれば、足元をすり抜ける感覚は、わんちゃんがすり寄ってきたときのものと同だったなと、振り返るのでした。

私が疲れているから心配してきてくれたんだね。ありがとう。

だから、洗い立てのワンちゃんのにおいがしたり、してたんだな。

言い聞かせただけだったら、あの子たちは、気が向いたら、それはこっちに来ちゃうわね、とも思うのでした。

だって、気まぐれですから。

そんなに簡単にあっちの世界、こっちの世界と行ったり来たりできるわんちゃんっていいなと思いました。