何か食べれば気分が良くなるかもと思い、弁当を開けるも何も美味しそうには見えず、とりあえず手に持った箸も動かせませんでした。
しかし、この弁当を食べなければ夜遅い時間まで何も口にできないと聞いていたので無理やり、弁当の端っこにあったポテトサラダを食べました。
それが限界でした。これ以上食べたら吐くと思うくらいでした。
バスは無事に空港に着きましたが、私はずっと気持ち悪く、できるだけ気丈に振る舞うように頑張りましたが顔色はとても悪かったみたいです。
飛行機に乗り込む時もずっと気持ち悪かったです。
気持ち悪くなり始めてから既に数時間。
車酔いとかそういうレベルの気持ち悪さではなかったので、これはもう一晩寝ないとダメなやつだと諦めることに。
飛行機の中も相変わらず気持ち悪かったですが、機内のアナウンスで
「まもなく東京に到着します」
と流れました。
すると、今までの気持ち悪さがなんだったのかわからないくらい、急に気持ち悪いのが吹っ飛び、元気になりました。
食欲も戻り、機内にいるうちにサンドイッチを食べれるほどでした。
その後も体調はよく、無事にうちに帰れました。
実は姉も同じ高校出身で、旅行の日程もほぼ同じで、例の蝦蟇も訪れています。
姉は蝦蟇についた途端生臭さを感じて蝦蟇には入らなかったそうです。
聞くところによると、霊感がある人は生臭い匂いを感じるらしいです。
私は霊感があると思ったことはないですが、姉は多少の霊感があります。
姉とは症状が違いますが、蝦蟇で異変が起き、東京に入った途端に症状が良くなったことから蝦蟇で霊に取り憑かれたのかなと思っています。
そしてコテージ。そのコテージは毎年、修学旅行で訪れるのがお決まりで、修学旅行に同行した先生の中には実際に見た人もいるくらい、心霊スポットとして有名です。
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