お金が足りない!
投稿者:レイレサ (64)
大学生の頃にコンビニでアルバイトをしていたのが、その時に起きたちょっとした不思議で怖くてちょっぴり嫌な話を紹介したいと思う。
そのコンビニで働き始めて2年くらい経った時にある問題が起きた。
レジのお金が足りない。
お金が消えた!?
レジ点検をしていた私はひどく焦ってお金を探しまくっていた。
どこを探しても見つからない。
どうしよう。
2000円足りない。
当時は自動釣銭機などなかったために、レジ打ちは全部手で打っていた。
当然ながら、レジ打ちミスがあれば誤差も起きる。
私は2000円という金額に泣きたくなってしまった。
一緒にシフトを組んでいた年配のバイトのおばちゃん布田さん(仮名)も一緒になって探してくれたが見つからない。
交代の時間になって、他のバイトが出勤してきた。
その人達も一緒になって探してくれたが全然見つからない。
交代で入ってきたバイトリーダーの上山さん(仮名)と店長は私をバックルームに呼び出した。
2人からお金が無くなった原因は何だ?と問われた。
私は全く心当たりがなかったので答えられなかった。
上山さんは一見すると人当たりが良さそうに見えるが、何か問題が起きるとネチネチお小言を言ってくる。
店長は事なかれ主義だったので、常にバイトの中でも立場の強い上山さんのご機嫌取りばかりしていた。
その2人からネチネチ嫌味を言われてしまった。
2000円もの大金をレジ打ちミスしたとは思えない。
しかし、どこをどうやっても見つからない。
布田さんはバックルームに呼び出された私が嫌な思いをしていないか心配してくれていたようだ。
私はトボトボしながらレジに戻ってきた。
布田さんに「上山さんと店長に色々言われて凹みました」と伝えた。
確かに2000円は大金である。
それが足りないとなれば、レジ打ちミスを疑われても仕方ない。
私はいつミスしたのか考えたが、考えれば考えるほど苦しくなった。
しばらくすると上山さんが何食わぬ顔をしてレジまでやってきた。
「2000円見つかったよ」
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