母親は中学生になった

地元にある少し怖い都市伝説、というか噂があります。
今から15年前ぐらい、母と娘の2人暮らしの家庭がありました。
娘は、当時中学3年生でしたが、学校でイジメに遭ってしまいます。

半年ほど続いたイジメから、娘は自宅で自殺をします。
40代だった母親は、かなりショックだったらしくその後気が変になったそうです。
ある人が、自殺した娘が住んでいた家の横を通ると、不思議な光景を目にします。

母が、部屋の中でセーラ服を着てテレビの前で踊っていました。

窓から見ていると、母はアイドルグループのの曲に合わせて振りをしていたそうです。
このアイドルは、自殺した娘が大好きなグループでした。

セーラー服は、自殺した娘の物のようです。
それから、その母は、セーラー服を着て外へ出るようにもなります。
近くにある小さいスーパーに、買い物をしに来る事もあったそうです。

また、ある日は中学にセーラ服を着て校庭やグランドに来る事も。
地元では、「セーラーおばさん」と、呼ばれる存在になってしまいます。
この母は、現在も、娘が着ていた私服も着て60代ながらミニスカートを履いているそうです。