母が亡くなった日、嫌な予感がして…
投稿者:わかめ (10)
母が亡くなった時、私は大学2年生でした。
普通に授業があるし、サークルの活動もある時期…。
ある朝、いつも通り起きた私が学校へ行こうとした直前、胸騒ぎがして学校へ行くのをやめました。
大学へ行ってはいけないような、行ったら後悔するような気がしたのです。
家にいても何もすることがないので、私はテレビやパソコンで暇つぶしをしながら過ごしていました。
大学へ行くのをやめて数時間後、父から突然電話が。
病気で入退院を繰り返していた母親がやばいかもしれない、という電話でした。
「最期かもしれない」という電話を貰い、私は急いで身支度を調え地元へ。
私が1人暮らしをする家から地元の駅まではバスや電車を乗り継いで2時間ほどでした。
駅に着くと親戚が迎えに来てくれて母が入院する病院まで行きました。
母の容態が悪いことは聞いていましたが、病院のベッドで寝ている母親は想像以上にやつれた姿おしていました。
病気が悪化し、もう喋ることすらできない状態。
私や父親、他の家族や親戚が色んな言葉を書けますが、その後まもなく亡くなりました。
その時は悲しみに暮れておりすぐに気づけませんでしたが、その後「嫌な予感がして学校に行かなかったのは母親が止めていたからかもしれない」と思いました。
なぜなら、いつも通り大学へ行っていたら父親の電話は授業中で出られず、母親の最期に立ち会えなかったからです。
母親は昔から母らしくなく、どちらかと言うと「甘えん坊な彼女」という感じでした。
自分が天国へ逝く時、家族全員に看取って貰いたかったのでしょう。
母親らしいな、と今でも思います。
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