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心霊

朝鶴さんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

キャンプが初めてのカップル
短編 2022/03/21 23:22 1,440view
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夏の終わりに友達4人とキャンプをした時の話です。

僕はキャンプが好きで良くキャンプサイトを予約していくのですがたまに友達数人と無料キャンプ場でキャンプもします。

今回はそんな無料キャンプ場での出来事です。

無料キャンプ場はキャンプシーズンとても人気で朝から来場しても川沿い等の人気場所はとられてしまいますが、この日は運がよく1番乗りで来場しました。

早速友達4人とテント・タープの支度と焚火台の準備に取り掛かりました。

キャンプは当日朝から翌日朝まで行う予定です。

準備を終えたころには他の利用客も増えてきて昼間は賑わいを見せました。

子供連れが川で遊んだり、ソロでキャンプをしに来たり、僕らのように友達同士できてバーベキューやキャンプを楽しむ人まで様々です。

僕らは真昼間からお酒を飲みながらキャンプ飯を堪能していました。

夕方になり利用客が減り、キャンプ泊する人だけになると賑わっていたキャンプ場がとても静かな場所になりました。

川のせせらぎや焚火の音がとても心地よく、お酒も飲んでいたため友達全員と少し寝てしまいました。

はっと目が覚めるとあたりはもう夜になっていました。

まだ友達は寝ていたため、僕は1人で消えていた焚火の火を起こすことにしました。

すると同じキャンプ泊をする客なのか2人の若い男女が話しかけてきました。

「こんばんは、少しいいですか?」と声をかけてきたので僕は「いいですよ」と答えました。

2人の話曰く、この日のキャンプが初めてで何をしていいかわからないので

ちょうど焚火をしていた僕に話しかけたとの事でした。

僕は2人とキャンプの事で話をしながら、焚火をしました。

どれくらい時間がたったでしょうか、ひとしきり2人と話し終わると2人は満足したのか自分のテントに戻ると言ったのでそこで会話を終えました。

2人が河原の奥へ行くを見ているといきなり寝ていたと思っていた友達4人に驚いたように声を掛けられました。

「お前大丈夫か?」っと声を掛けてきたので「何が?」と思いつつ質問を返すと恐ろしい一言が返ってきました。「お前1人で何ベラベラ喋ってたんだ?」

この時、2人が消えたほうを見るとテントが一つもないことに気づき、2人の姿もなかったのです。

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