ここにいますよ。

親友の話です。女性、当時26才教師の一人暮らしで、隣室の住人は障害のある見た目からして５、６年生の男の子と母親の二人暮らし。朝のゴミ出し時、そのお母さんに会うことが多々あり、挨拶や天気の話などをする程度の間柄だったそうです。ある夜、玄関チャイムが鳴ったそうです。モニターには隣のお母さん。

親友 「どうされましたか？」

隣人母「うちの子が伺っていませんか？」

え？と思ったそうです。男の子はいつも朝早くから遠方の支援学校か施設に迎えのバスで通っているようで、出会うことは少なく、土日に数回だけ廊下ですれ違ったことがある程度だったそうです。そんな間柄のよその子を家にあげる訳がありません。

「来てません。そもそもお顔もよく存じ上げませんし」

「おかしいわね、行ったはずなに…」

すると、ベランダの掃き出し窓がガラガラっと開いて

「こぉこぉにぃいますよぉぉぉーうはぁぁママぁ！」

と異様な発音で大声を出す男の子が部屋に入ってきたのだそうです。親友は「ギャァー！」と声を上げて、玄関から逃げ出したそうです。その際、お母さんが

「あらあら、照れちゃって」

と、ボソっと喋ったように聞こえたそうです。

その日の内に管理会社に電話をすると、すぐ現場に３人ほど来てくれ、隣人宅(母親)にうかがってくれた結果、

○ベランダの外側をつたって行かせた

○息子は隣人女性(親友)に惚れている(はず)

○相手もまんざらではない。その証拠に母親の私に媚びを売ってくる

○室内で既成事実を作れば結婚に繋がると思った

○焦ってしまって、確認をしに行くのが早すぎた

など、ワケが分からないことだらけだったらしいです。

ちなみに、その時、男の子もその場にいて、

「あの人(親友)だれだったのぉ？」

「僕なんでぇベランダに出されたのぉ？」

「あの人、おっぱいもみもみ、おっぱいもみもみ」

を繰り返していたそうです。

それと、男の子の年齢は３５歳だったそうです。