同居していた父方のおばあちゃんのお話です。
おばあちゃんは昔からよく、色んなものが見えたらしいです。
若い頃、夜中に水を飲みに中庭の井戸に行ったら、緑色に光った人を見た・・・とよく言っていました。
これは宇宙人だったのでは無いか?と思いますが、誰もその事を信じていませんでした。
しかし、本当に度々、部屋の隅に女の人が立ってる。白い着物着て、こっちをじーっと見てるとか、ぞっとするような事をよく言ってました。
そして、ある日、おばあちゃんは「黒い着物着たお坊さんがそこに立ってる。」と。
「お迎えに来たんやと思う。」としきりに言ってました。
そして、その一週間後におばあちゃんは亡くなったのです。
誰も信じてなかったけど、私は本当に、そのお坊さんはおばあちゃんを迎えに来たんだと思いました。
そして、おばあちゃんの死後、おばあちゃんの部屋は兄が使う事になりました。
それから兄は度々金縛りに遭うようになったのです。
誰かが上に乗ってくる気配がするけど、姿は見えないそうで、でも、私はそれはおばあちゃんが言ってた白い着物の女性ではないか?とずっと思ってました。
あまりにも毎夜金縛りに遭うので、兄は別の部屋に移りました。
すると金縛りに遭わなくなったので、あの部屋に何か地縛霊のようなものがいるのかな・・・?と思い、私自身はその部屋には近づきませんでした。
ちなみにそのおばあちゃんの次女、私の叔母にあたる人ですが、彼女も昔から色んな気配を感じる人で、その叔母もあの部屋には何かある、気配を感じるとずっと言ってました。
震災後、家を建て替えてあの部屋は失くなりましたが、未だ、あの部屋のあった場所には実家に帰っても近寄らないようにしています。
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