バイク事故での幽体離脱体験
投稿者:ジュリー (62)
私が20歳頃の体験です。
その日は仕事終わりで、残業もあって疲れていたため急いで帰っていました。
18時過ぎで、冬だったため外は真っ暗。
急いでいたためいつもよりスピードを上げて走っていたバイクが下り坂の急カーブで滑って転倒。
身体が投げ出された痛みと、連日の疲れで意識が遠のいていく感覚がありました。
どのぐらい経ったか分かりません。起き上がって壊れたバイクを起こそうとした時。
自分の身体が横たわっていました。
まるで人形のようにぐったりとして動かない自分の身体。
じゃあ、今それを見ている私って誰?
激しい混乱が起こり、気づけば病院のベッドで寝ていました。
下り坂を過ぎた急カーブのガードレールにぶつかり、バイク事故を起こした私を見つけた人が通報してくれたそうです。
事故後5分以内には救急隊員が駆けつけ、病院に運ばれたと聞きました。
未だにあの時見た自分の身体は何だったのか分かりません。
それからしばらく病院に入院し、通勤も送り迎えをしてもらいました。
その時気がついたのですが、毎日仕事と残業で疲れいたこと。
そして寝不足状態も続いており、事故を起こす前からかなりの疲労感を感じていました。
もしかしたらあの時、事故を起こした衝撃で自分の心が身体から離脱していたのかなとふと思いました。
しばらくは生きていることへの実感もありませんでしたが、日が経つにつれて感覚はもとに戻りました。
幽体離脱という言葉は聞いたことがありましたが、実体験したのは初めてでした。
意外と体験している人は多いのでしょうか?
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