アイスクリームの当たりくじ

嬉しい事にアイスクリームの当たりが出てもう一本もらえる機会が、何度かありました。手に持つと棒アイスが重みで沈むのを感じて、他の棒アイスと違うのが感覚で分かる様な時、当たりでした。

当たりの棒が無いと感じる事もあり、当たり外れが、なんとなくわかるタカンな年頃でした。

まだ私が小学生の頃です。

アイスクリームの少し話とは変わりますが、近所の弟の友達と弟と近くの駄菓子屋に遊びに行ったこともある店の話です。

　その日は弟に連れられて、その駄菓子屋にいった記憶です。

その店でくじ引きの様な暗記カードの様な一つの束になった薄い紙を引いて当たりが出ると駄菓子やお店のおもちゃがもらえて、また次のくじがひけると言うものです。一回10円位のおみくじのようなものです。ハズレだと何も貰えなかったと思います。

それを３回から４回当たりくじを立て続けに引いた為、とうとう店のひとが、紙を引っ張ってハズレを渡されました。えっ？と言う記憶。

次に自分で引いた紙がハズレなら当然諦めもつきます。もし弟が引きたいと言って、結果ハズレたなら何も思わなかったが、店の人が引いてハズレを渡された事は、忘れていた事とは言え理不尽な思いが残っています。今は、そう思う言葉が出てきますが、子供だから素直にハズレを受け入れて、反論の抵抗も機会も無い様な、何か不服の思いの記憶だけが残ったままです。