この世には自分にそっくりな人が3人はいる…割と近くにいる？

「この世には自分にそっくりな人が3人はいる」という話があります。
昔からよく聞く話ですが、自分と似た人は、割と近くにいるようです。

よく、「この間、どこそこの遊園地にいたでしょ」とか、「2～3日前に買い物に何々駅のところにいたよね？」と言われると聞いたことがあります。
自分と似た人を見てみたいと思いますが、実際、会ってみると、恥ずかしいのかもしれません。

実は、私が中学生の頃、クラスメイトに、行ってもいない場所で「私を見た」と聞くことがよくありました。
どうやら同じ町に住んでいるということまでは分かり、一度は見てみたいと思っていたのですが、結局、私のそっくりさんに会うことはできませんでした。

しかし、私の母は、なんと自分のそっくりさんに出会ったことがあるのです。

それは、母が高校2年のときでした。
千駄ヶ谷の東京バザールに行った母は、露店のテントの中で商品を見ていたそうです。
ふと、近くにあった姿見に映った自分の身だしなみを整えようとしたようなのですが、鏡の中の自分が動いてくれなかったそうなのです。
不思議に思いまじまじと確認してみるとそこに姿見は無く、自分と同じ顔で同じような格好をしたそっくりさんがいたそうです。
むこうはカップルで来ていたらしく、彼氏さんは双子なのかとしきりにそっくりさんに確認を取っていたそうです。
そっくりさんは「知らない、気持ち悪い」と言っておびえていたそうなのですが、それはお互い様だろと母は思い複雑な気持ちになったそうです。

この話を聞いた私は、街中でふいにそっくりさんと出会っても、失礼のないようにしたいと思ったのでした。