イルカの交信のようなもの
投稿者:くにしろ (4)
以前私は、居酒屋で働いていました。スタッフはみんな仲が良く、とりわけゆみちゃん(仮名)という年下の女の子と仲が良く、妹のようにかわいがって、ゆみちゃんも私をおねいちゃんと慕ってくれていました。とても気が合ったのだと思います。ゆみちゃんはまだ大学生で、少し感情的で不安定になることがあり、よく悩みを聞いたりして、私はとても心配していました。
その日、ゆみちゃんは失恋して、とても落ち込んでいました。それでもゆみちゃんはシフトが入っており、私は用事で休んでいたので、話を聞いてあげることができず「だいじょうぶかなあ、しんぱいだなあ」と思っていました。私の用事は早めに終わり、20時くらいに居酒屋の最寄り駅に乗っていた電車がとまりました。電車の扉が開いて、あまりにもゆみちゃんが心配な私は、このまま降りて顔を見に行くか、今行っても忙しいだろうからこのまま帰るか?と迷いました。「どうしよう。どうしよう。ゆみちゃーん!ゆみちゃーん!」と心の中で思った時、電車の扉が開いている時間がなんだかいやに長く感じたのを覚えています。そして結局私は、降りずにそのまま駅を通り過ぎました。
そして次の日のことです。ゆみちゃんが思ったより元気そうに近寄ってきて、「おねいちゃんさ、昨日店に来た?」と言うのです。「え?なんで?」と聞くと、「昨日20時くらいにさ、ゆみちゃーんて、おねいちゃんに呼ばれたような気がしてね、なに??って返事して振り返ったんだけど、誰もいなかったの。」というのです!時間もあっていたのでとてもびっくりしました。
あまりにも不思議なことなので、詳しい人に聞いてみたところ、それはイルカの交信のようなものだよと、笑って教えてくれました。不思議なことってあるものですね。
気になって生霊飛ばしちゃったやつだね
テレパシーなんじゃないかな?
イルカは超音波だっけ?