朝霧高原と樹海近郊に現れる謎の白い女
投稿者:レイコー (5)
これは私が小学校6年生の時に遭遇したお話です。
小学校6年生の夏休みに、家族と友人の女の子で静岡県に海釣りに行った帰りのことです。
辺りも暗くなってきており、友人を連れているので急ぎ目に車で移動していました。
その時富士山・樹海近郊でおかしなことが二回起きたのです。
まず一つ目は、朝霧高原付近を走っていたときのことです。
周辺が少し霧に覆われていて視界はあまりよくありませんでした。
トイレ休憩を兼ねて道の駅で休憩をしようと立ち寄ったところ、普段人がいないようなところにポツンと人が立っていたのです。
そこは牧場で普段は牛と飼育されている人しか立っていることがないところでした。
最初は霧のある中お仕事されているんだなと思っていたのですが、よく見ると牧場の仕事をするにはふさわしくない服装だったのです。白いワンピースぽい服に長めの髪の毛で裸足。
小学生ながらにこれは違うと気づきました。
その人はそこから一歩も動かず、私は怖くなりました。
急いで車に戻るとその人を忘れようとするかのように友人と後部座席で眠りにつきました。
その後樹海近郊に入ったときに二回目が起きました。
その時私は眠っていたのですが、運転していた父親と助手席にいた母親が見たようなのです。
車がいきなりコンビニで止まり、私と友人は母親に起こされました。
「なに?トイレは行かないよ。」と言ったところ「今二人の間に女が座ってた」そう言ったのです。
ですが私と友人の間にはもう一人座れるスペースはありません。
私と友人は目を合わせました。
「それってどんな人?」
恐怖と好奇心が混ざり母親に聞くと
「白い服きた長い髪の女」
私が朝霧高原で見た人と同じ特徴だったのです。
私たちが起きるまでずっとそこに座っていたと。
きっと私があの時に連れてきてしまったのだろうと思いました。
その後はなにもなく帰路につきましたが、今でもたまにその近辺に行くと思い出してしまいます。
3年前道の駅朝霧高原で髪の長い白い着物を着た女の人を見ました怖くなり目をそらし再び見るともういませんでした。