おばあちゃんには見えない心霊写真

今から私が15年以上前の高校1年生の時に体験したお話です。
私が高校1年生の時、夏休みだったこともあり、おばあちゃんの家に遊びに行ったのですが、その時にたまたま近所の公園でお祭りをやっていたので、おばあちゃんと二人で遊びに行きました。
おばあちゃんは、外へ出かける時によくカメラを持ち歩くのですが、この時も「お祭りの風景でも撮ってみようかな」と言っていました。
私がお祭り遊んでる時も、おばあちゃんはその時の風景をいろいろな角度から撮っていて、とても満足そうでした。

その後1か月ぐらい経って、また久しぶりにおばあちゃんの家に遊び行きました。
おばあちゃんといろいろお話したりして、おばあちゃんがふと、「そうそうこの前撮った写真、良く撮れたんだけど見てみる？」と言って現像してもらった写真を見せてくれました。

どれもよく撮れているなと思って、おばあちゃんが「これなんかきれいに撮れていると思うのだけれど」と言って見せてくれた写真を見て鳥肌が立ちました。
なぜなら、そこには不気味な顔のようなものが写っていたからです。
私はおもわず驚いて、「おばあちゃん！これ！」と言って不気味な顔のようなものに対して指を指して聞いたのですが、おばあちゃんは「祭りの風景がよく撮れているでしょう？」と嬉しそうに言っただけでした。
おばあちゃんには見えていないのか、それとも見えているけどあえて何も言ってくれないのか、どちらにせよ私はこれ以上確認するのが怖くなってしまい、そのことにふれるのはやめることにしました。
心霊写真でも人によっては見える見えないがあるのでしょうか？
その後、その写真が今も残っているかどうかはわかりません。