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ヒトコワ

Oliverさんによるヒトコワにまつわる怖い話の投稿です

止まらないチャイム
長編 2026/05/26 18:23 113view

こんばんは。2回目の投稿になります。
これは以前投稿したお話の数年前の出来事、小学4年生の頃のお話になります。

私は母親とマンションで二人暮らしをしていたのですが、母の仕事の都合や、飲み会、彼氏とのデートなどで夜に私が一人でいることが多い生活でした。

以下に書くことが起こったのはいつだったか、具体的な日にちは覚えていませんが、肌寒い日でした。

学校から家に帰ると、母は1万円と書き置きを残しており、文章にはこんなことが書いてあったと思います。

「一週間ほど家をあけます。冷蔵庫に入れた作ったご飯を先に食べてから、このお金を使いなさい。」

私はとてもさみしい気持ちになり、その手紙を読んだ後ポロポロと涙を流してしまいました。
私は表面上からはそう見えないと言われますが、とても寂しがり屋なので、部屋に一人で居るときは、大人になった今でも部屋の中でネットフリックスなどでドラマを流しっぱなしにして、常に音が鳴っているような環境で生活しています。

母の書き置き通りに過ごして数日たったころです。冷蔵庫にあった母の手作り料理を食べ尽くしてしまい、納豆や卵といったものしか残らなくなったので、私はスーパーに弁当などを買いに行くことにしました。

スーパーの帰りに、母に対して寂しさと、普段から私を一人にさせることに対して怒りを抱えていた私はあと8000円も残ってるんだし、駄菓子屋でお菓子をたくさん買って、いっぱい食べてやろうと計画をしました。

学校のすぐそばにある駄菓子屋でお菓子をたくさん買った時のことは今でも鮮明に覚えていて、小さいカゴに溢れんばかりのたくさんのお菓子を入れて持ってきた私に対して、おばあちゃんが「そんなに買って大丈夫かい?私は嬉しいけどね。」と心配そうに言っていました。

ほくほく顔で家に帰宅し、ご飯を食べてゲームをしていると、時計の針は21時か22時を指していました。
私は家に母親がいないこともあり、バラエティ番組を見ながら買ったばかりのお菓子を食べていました。

そうすると、突然家のチャイムがピーンポーンと鳴りました。
こんな時間に誰だろうと思い、インターホンの通話ボタンを押して、「はい。」と言うと、ドア越しの相手は何も言いませんでした。

私はひどく混乱し、すごく心がざわつきました。
日本といえど当時私が住んでいた場所では殺人があり、不審者の情報が放課後に共有されるほどでした。

私は怖くなり、インターホンから離れ、ピンポンダッシュだろうと思いました。
やがて何も言わないインターホンは自動で暗くなりました。
その時です。

またピーンポーンとチャイムが鳴りました。
私は震える手で通話ボタンを押し、「なんですか?誰ですか?」と涙声で答えました。
またも無言だったため、これは確実に異常な、何か不穏で恐ろしいものが私に迫っていると確信しました。

恐怖で動けずにいると、インターホンは無慈悲にも暗くなりました。
もうやめてくれ。と思っているとまたもピーンポーン、ピーンポーン、ピーンポーンと相手は私の家のチャイムを鳴らし続けたのです。

この時の心臓の高鳴り、恐怖感を感じたのはあとにもないくらいです。
本当に命の危機を感じていると、人はありえないほどガクガクと震えるのだと思いました。

チャイムが鳴り続けている間、私はキッズケータイという防犯ブザーが搭載されている小さい携帯を持って部屋の隅っこに居ました。
とりあえず警察を呼ぼう。
110番を押し、電話をかけるとオペレーターが電話に出ました。

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