私が20歳頃に体験した話。
隣町のはずれにある、地元ではあまり知られていない心霊スポットがある。
地元の先輩と会った時に、先輩と先輩の友人達数人で隣町にある心霊スポットに行ってきた。と聞かされた。
「お前、前に気になってたあの施設。行ってきたぞ!」
「えっ?あそこに行ったんですか?マジですかー。どうでした?」
私が怪談話が好きなことを知っていた先輩はドヤ顔で私に話しかけてきた。
「いやー、実際にその場所に立つと流石に雰囲気あったわ…もう2度と行かないけどな(笑)」
「えー、そうなんですね…先輩が怖がるってことはよっぽど…」などと少し先輩をイジりながらワイワイと話をして帰宅することに。
帰り際、
「じゃあ、またな!最後に真面目に言うけど、本当に行かない方がいいぞ!これはマジ」
私は内心、まだふざけてるのかと思いながらも、「わかりました。行きませんよ。では、また」
数日後、友人達と集まった時に先輩の話を聞かせていると、
「お前が前に言ってた場所か。本当に心霊スポットなのか?全然この辺じゃ、噂聞かないけど…」
「本当だよ。間違いない。ネットとかで調べていくと出てくるんだから。実際に行ったことはないけど…」
ある友人が、
「じゃあさ、一回近くまで行ってみるか!場所わかるんだろ?」
話の流れで心霊スポットの施設に行くことに。
噂を実際に知った時は学生だったが今は20歳にもなったし、友人達もいるから大丈夫かと思い行くことにした。
先輩の忠告はスッカリ忘れていた…
数週間後の連休に行くことを決め、その日は解散することに。
数週間後、連休に入り、地元に集まった私達は人生初の肝試しに出かけることにした。
友人が車を出し、私は後部座席に座り、道案内をしながら車は街から少しずつ離れ、山の中へ。
街灯しかない道路を進んで行くと、助手席に座っていたAが、
「おい!あれ!」
突然、大声で数十メートル先にある街灯の下に何かが見える。
「人…?動物…?」
「イヤイヤ、24時だぞ!こんなとこに人いるかよ!人だとしたら…」
車内の全員がまさか、もう幽霊を目撃したのかと内心思ったに違いない。
車が徐々に近づくと人でも動物でもなかった。
「なんだよ…ゴミか?ビビったー(笑)」
街灯近くに車を停め、確認しに4人で向かうと、ゴミだと思っていたものは服だった。
「誰だよ、こんなとこに捨てて。」
「なー!俺らと同じで肝試しに来た人が捨てたんじゃないの?」
などと推測していると、友人Aがその服を持ち上げた。
すると、服から水滴が大量に滴り落ちた。
「なんだよ、これ!ずぶ濡れだ!」
「おい!そんなの、拾い上げるなよ!」
「なんで濡れてるんだ?雨なんてここ数日降ってないよな?」
その一言で全員が服の違和感に気付き、それと同時に微かな恐怖が襲ってきた。
「行こうぜ」
服をその場に置き、私達は車に乗り込み、その場を離れた。
数分後、目的地としていた施設に到着した。
車から降り、建物の前に立ち、建物の中をそれぞれがスマホのライトを照らしながら覗きこんでいた。
「ここって何の施設だったんだろうな。」
「落書きとか、何かモノが散乱してて、確かに心霊スポットっぽい雰囲気あるな。」
当初はここまで来て、引き返そうということにしていたが、Aが、
「せっかくだから、少し入ってみない?」
他の3人はあまり気が進まなかったがAが強引に私達を建物内へと押して歩き始めた。
渋々、建物の中に入り、1番手前の部屋を見てみることに。
「荒らされてるな…」
「なんで、こういう場所にまで来て、落書きとかモノを壊したりするんだろうな」と話をしながら部屋の中心にある机に知らず知らずのうちにみんなが集まった。
引き出しがあり、恐る恐る中を確認したが、何もない。
2段目、3段目と確認してみたが全て空。
最後に1番下の少し大きめの引き出しを開けたが何もない。
少し安心して、
「何もないな。帰ろうぜ。」と話をしてると、
「おい、なんかあるぞ。」
Aが先程最後に見た引き出しの中を見下ろしている。
「紙だ。」
そういうと、Aは引き出しの中から1枚の紙を取り出した。
Aの周りに全員集まり、ライトを照らしてみるとそこには、




























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