この3日間、私はほとんど一睡もしていないーーもとい一睡もできていない。このままではそう遠くないうちに死んでしまうだろう、あの女の思い通りに。
事の発端は3日前。クソ野郎の元カレを呪うために神社に行ってしまったせいだ。
そこは地元の人しか寄らないような、神主も常駐しないこじんまりした山のお社だった。
夜になると誰もいなくなるし、住んでいる家からも徒歩で行ける距離にある。人に見られてはいけない丑の刻参りの儀式を行うには最適な場所だった。
ザッ……ザッ……正装――白装束に草履を履いて釘と金づちを持ち階段を上る。
すみません、この話はここで終わりです。
もう一人同じように丑の刻参りをしている先客の女がいて、最終的に主人公が殴り殺してしまう→その夜から殺した相手が夢に出てくるようになり眠れない。という話を書く予定でした。
でもこの続きは書けません。さっき気分転換に散歩に出かけたんです。
するとカーンカーンって金槌の音が聞こえてきて…さすがに怖くて近寄れずすぐに帰ってきました。
だって怖いじゃないですか…自分がさっきまで書いてた話のモチーフにした、本当にこんな時間には誰もいないような神社から、自分が書きかけた話と同じようなことしてる音が聞こえてきたんですから…
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マジか