大学生活も2年目になり、俺は新しいバイトを探していた。
大学の友達に相談すると、ここから少し距離はあるがボウリング場でバイトを募集しているという話を聞き、スマホで調べてみた。
場所は、確かに少し遠い。原付で30分はかかるくらいの距離。
でも、時給が良かったのでここに応募してみることにした。
電話をかけ、バイト希望の旨を伝えると低く小さい男の声で
「分かりました、じゃあ明日の昼ごろ来てください。」
と言われ一方的に電話は切れた。
今の人が店長?なんかコミュ障っぽいなと感じた。
翌日、約束通り昼ごろにボウリング場に着くと早速面接が始まった。
といっても、履歴書を渡してそれをハゲたおっさんがじっと見てるってだけ。
思った通り通話していた相手は店長で、見た目40後半ぐらい、上下黒のジャージでだらしない感じの人だった。
「うん、採用ね。できるだけ早く入ってほしいけどいつから来られる?」
その後、シフト表を見てベテランバイトの人とできるだけ被るように俺のバイトのシフトは決まった。
バイトの内容は、受付、場内清掃、トラブル対応が主だった。
といっても最初はベテランさんがやっているのを見て、なんとなく仕事を把握するだけ。
店長はずっとスタッフルームから出てこないので、仕事はアルバイト同士で教え合うのがここの通例らしい。
3ヶ月もすると大体の仕事はこなせるようになり、余裕も出てきてバイト同士で話すことが多くなった。
内容は大学生活がどうの、彼女がどうのとかFラン大学生のあるあるがほとんどだった。
それに加えて、女の子のバイト達は店長がキモい、臭い、何言ってるか分からんと散々言っていて少し店長が可哀想になった。
そのまま半年ぐらい過ぎた時に、新しいバイトの子が入ってきた。
金髪にピアスのチャラ男Aと可愛らしい女の子B子、そしてイケイケな感じのC子の3人。
その中でもB子は俺の好みのど真ん中で、どうにかして仲良くなりたいと強く思った。
























鼻歌の意味がわからない
B子と俺幸せになーーれ