だが、無情にもB子は俺と全くシフトが合わず、代わりに毎回のようにチャラ男のAと同じシフトだった。
Aに仕事を教えることになったが、意外にもAは物覚えが良く、元気でハキハキした返事をしてくれるので教えていて気持ちの良い男だった。
何回かバイトを共にしたのち、すっかり仲良くなり、しかもAは大学の後輩であることが分かった。
俺は完全にAを信頼していて正直な気持ちを話すことにした。
「なぁA、俺B子ちゃんめっちゃタイプなんやけど。お前仲良かったりせん?」
「B子ちゃんならC子ちゃんも一緒によくご飯とか行ってますよ。俺ら同期なんで。」
こいつマジか、、
勝手に裏切られたような気持ちになっていると
「先輩、この後暇だったら行きます?ちょうど2人と飯行く予定なんすけど。」
「行く。」
食い気味に返事した俺にAはバカにするように大笑いしていた。
「じゃあ、21時に駅前の〇〇屋集合で!2人には俺から連絡しとくんで。」
チャラ男のコミュ力と俺に出会ったくれたことに感謝をし、その日はいつになく気合を入れて飯屋に行った。
4人でのご飯はAが盛り上げ役となり、話を上手く回してくれたおかげで笑いが絶えず、B子もC子も良い子で年上の俺をうまく輪の中に入れてくれた。
この出来事がきっかけで俺たち4人はかなり仲良くなり、バイト内でもグループとして周りから認識されるようになっていった。
少し時間は経ち、俺はB子への気持ちを真っ直ぐに伝えた。返事はOKだった。
AとC子にも連絡し、2人は自分のことのように喜んでくれて、お祝いをくれたりと俺は順風満帆な生活を送っていた。
あの日までは。
























鼻歌の意味がわからない
B子と俺幸せになーーれ