俺は呪われている。
別れた女の顔がチラつく。
確かに、円満とは言い難い別れ方をした。
でも、仕方なかったんだ。
あぁ。
目を瞑っても、女の顔が消えない。
原因の解らない熱が俺を蝕む。
四肢は重く、気だるい身体には力も入らない。
胸が苦しい。動悸もひどい。
食事も喉に通らない。
俺の体は日に日に衰弱していく。
たぶん、俺はもうすぐ死ぬ。
あいつが、俺に呪いをかけたんだ。
畜生!
そんなに俺が憎いのか!
死を覚悟する程、追い詰められたその時。
女の訃報が届いた。
そこで俺は知る。
身を焦がす程に憎み呪っていたのは、俺のほうだったことに。
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最低男が酷い捨て方して呪われたとか馬鹿かよ。自業自得では?
体調悪いだけだろ?
うちのクリニックに来なさい
風邪薬処方できるよ?
自業自得だよね、彼女に酷い事したからでは?だけど彼女が亡くなったんだ、理不尽
おおおおー
彼女 (^ω^)「ピネエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!」