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心霊

岸さんさんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

高橋さん
短編 2024/10/06 23:54 1,678view
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このお話は高橋という人物の特別なお話。

この方は廃墟探索を行っており趣味ではあるがそれをもとに不動産屋その土地に興味を持っている人たちに情報を有料で提供している。

こんな形で副業ができるのは高橋さん自身驚いており、今でもこの依頼を副業として行っている。ある時は空き家、ある時は廃アパートなどにいっているらしい。珍しい話でもあるため高橋さんには仕事内容など聞いている。

まずはそこの廃墟の状態らしい。築何年なのか周りの人柄、その家で過去に何が起きたのか、何もなければ何もないと伝えればいいとのこと。しかし基本的にはその場所は自殺や孤独死いわゆる事故物件などが多いらしい。

不動産の人も不気味などは苦手らしくそういったことは高橋さんに任しているらしい。なんでもこの仕事何があるかわからないらしく報酬もそれなりにはずんでいるらしい。

そんなことをしている高橋さんが歴代でここはやばいと感じた空き家があるらしい。

その空き家は都内にある空き家で敷地はそれなりに広く空き家が目的というかその土地にどうやら不動産は目をつけていたらしく高橋さんに依頼したとのこと。今回は事前情報で事故物件とだけ記されていた。

この場合は報酬がいつもよりも高く事故物件と書いてあるのでそのような調べは省かれている。これは楽でおいしいと高橋さんは考えたらしい。意外と事故物件であるかの調べは少し手間がかかるらしく、その土地をもともと管理していた方に連絡、いなければ周りに聞きまわり話の話を聞き人が死んでいるかの確認でそこが事故物件であるかの調査が必要であるため手間がかかってしまうのだ。

(お!ラッキー)と考えた高橋さんは快くその依頼を了承した。

この人は幽霊というものをあまり怖く思っていないらしく

「あんなのただの脅かしてくるだけだし、何より俺見えないし」とだいぶ心霊に対しては耐性強い方である。
仕事当日、空き家の前に来た高橋さんは空き家の外観を確認した。
試料には築50年と書かれており年数の割には外観がきれいな二階建ての住みやすそうな家だなと感じたのが第一印象であった。その空き家は状態がよく観光地とかで見るきれいにされた古民家みたいな感じであったらしい。

カギはしまっておらず中に入る。次に内観である。中は和室でじめーッとした感覚であった。
(少しカビのにおいとほこりが舞っているな)これは空き家や廃墟にあることだが独特のにおいと空気感があるらしい。その独特の雰囲気に高橋さんはそういったものが趣味になっているらしい。一回は特に異常といったものはなく野良猫など動物が住み着いている感じが無かったという。

一回の調査が終わりかけの時

「コン」

と何かの音が上からした。

(もしかしたて上に猫でもいるのか?)と感じた高橋さんは二回の方で移動を行った。

猫や他の動物が住み着いていたら何か対策する必要がありそれも報告書に記さなければならないという。

探索が趣味でもあるが仕事でもあるためのその音の原因を調べに行く。

二回は階段を上がってすぐL字になっており右に曲がるとそこには廊下がある。部屋はその廊下の途中に二部屋あって、二つとも入るための扉が開いている。
その音は奥の部屋から音が聞こえたためこの階で一番奥にある部屋に向かおうとした。

その時「コン」

またあの音が聞こえた。絶対猫だと感じた。音も小さく何より軽い音が聞こえるからだ。
高橋さんは廊下に出て部屋に向かおうとするとあるものが廊下に部屋から出てきたという。高橋さんはそれが出てきた瞬間に空き家を急いで出て行った。

(はあはあはあ。んだよあれ。顔なのか?)

息を切らしながら高橋さんは心の中でつぶやいた。

「何があったんですか?」私が高橋さんに聞き返す。
すると高橋さんものすごく渋ったような顔をしてこう言った。

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