火傷

オチも無く未だに完結していないんだが、
日記感覚で俺の体験談を書いてみようと思う。

始まりは、東北のとあるトンネル。
旧道でもう使われていないんだが、立ち入り禁止の柵をよけると中に入れる。

過去に一家心中の焼身自殺があったという噂があり、
それに伴って焦げ臭いとか、火に悶え苦しむ声がするとか、
トンネルに人の形をした煤が残ってるとか、色んな噂があった。

特にこの”焦げ臭い”というのは本当らしく、
到底嘘をつくようなタイプじゃない知り合いも焦げ臭かったと言ってた。

でまあ、フリーターだった21歳の頃、

魔が差して友達とそこに行ってみたんだよね。

ただトンネルに入るだけじゃつまらない。
てことで、今思うと不謹慎にも程があるけど、
アホな俺らはそこでバーベキューすることに。

友達2人と俺で食材とバーベキュー用品を準備し、
深夜1時ごろにトンネルに到着した。

なんとなく焦げ臭いような気もしたが、
お盆だったから迎え火？をやってた家がたくさんあったから、
昼間から煙の臭いを嗅いでたせいで特に嫌な感じはなかった。

普通に火起こしして普通に肉焼いて食った。

場所が不気味なだけで、トンネルの中でもな～んにも起こりやしない。

午前3時を回った頃、いよいよ帰るか～と片付けを始めた。
で、普通に帰った。本当に何事も無く。

それから、不可解っちゃあ不可解なことが俺たち3人の間に起き続けた。

すごく頻繁に火傷をするんだよね。

普通に生きてりゃ火傷なんてそんなにしないじゃん？
なのに2日に1回とか、下手すりゃ毎日のペースで火傷するようになった。

煙草の灰が落ちたり、出来立てのカップヌードルこぼしたり、
ヘアアイロンが手から滑ってふとももに当たったり、
つまずいて石油ストーブの天面に手付いちゃったり。