娘の前世（？）の記憶

私の娘がまだ3歳頃の話です。

赤ちゃんの頃から夜泣きはひどかったのですが、3歳になると夜泣きするだけではなく、毎晩のように泣きながら「このままだと見つかってしまう」とか「敵が攻撃してくる」とか意味のわからないことを言い始めました。

次の日、何の夢を見たのか聞いてみると全く覚えておらず、こちらから何か引き出そうと誘導しても何も答えることはありませんでした。

ただ、テレビで戦争の映像を見たりすると、「家族にずっと会いたかったんだよ」とか「国を守りたかったんだよ」とか３歳の子が言うこととは思えないことを言いだしたりすることがあったのです。

私はその時から、何か戦争と関係している夢なのか、前世の記憶なのか？と思っていました。

夜泣きは毎晩のことだったので、私も当時本当に不眠症で日々ぐったりしていました。

娘を少し見てもらい仮眠をとろうと実家に行った時、おばあちゃんが写真の整理をしていたのです。

私のおじいちゃんは戦死しており、私も会ったことがなく、おばあちゃんから話を聞くくらいでした。

昔のおじいちゃんの古い写真を久しぶりに見せてもらいました。

そこに娘も来て、驚くようなことを言ったのです。

「これ、私の写真」私は耳を疑いました。

娘に再度確認すると、この写真は自分だと言うのです。

私とおばあちゃんはびっくりしましたが、娘はまだ3歳でしたが、懐かしそうにしばらくおじいちゃんの写真を眺めていました。

娘は死んだおじいちゃんの生まれ変わりなのでしょうか。

とても不思議な出来事でした。