奇々怪々 お知らせ

不思議体験

HLYさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

私と一緒にいる小さな男の子のお話
長編 2021/10/29 11:52 2,355view

これからお話することは、私と一緒にいるかもしれない小さな男の子の話です。

数年に渡って不思議な出来事がありました。
でも、それを見過ごしてきて、人生の中で大きな出来事があった時に、このことを考えるようになりました…

もう数年ほど前の話になりますが、母と2人で外食をした時のことです。

お店に入って、人数を確認された時、「3名様どうぞ」といって通されたのです。
席についても、3名分のお皿とメニューを渡されました。
誰がいたんだろうね、とお店を出てから母と話していました。

それからしばらく経って1年前、彼氏とお店を2人で予約して行きました。

するとまた、「本日は3名様でご予約承っております」といって案内され、また3人分の料理を提供されました。

あとから予約履歴を見返しましたが、やっぱり2名でした。

2人なのに3人分ということにして料金を多めにとる手法なの?と疑っていましたが、同じような出来事が2回あると、さすがに不思議に思ってしまいました。
何となく、怖いなと思いながら帰宅しました。

その謎のもう1名の件は、それにて終わりました。
今度同じようなことがあったら、誰がいるのか聞いてみようね、と話していました。
その時から、小さな男の子が私にはついていたのかもしれません。

何事もなく過ごしていた今年の4月ころから、仕事でのミスが多くなり、職場の人の勧めもあってお祓いに行くことにしました。
自分にはどうにもならなかったので、そういう力を借りて、現状を何とかしなければと、とにかく焦ってお休みを貰って行きました。

6月に思い切って、有名な大きなお寺でお祓いをしてもらいました。これで一件落着だ、と安堵していました。

これでもう何か起こることはないだろうと思っていましたが、お祓いをして数日の7月の初めに交通事故に遭いました。

それから程なくして7月の終わりに、病気にて緊急入院することになりました。

そして退院した8月の初めに、親友に裏切られて喧嘩別れしました。

職場での人間関係が悪化して、7月からの一連の流れもあって、9月に心身の不調を来たして仕事に行けなくなりました。

ここまでおやすみをとらずに頑張ってきたのに、プライドが高い私でも、意外にもスっと休職を受け入れた自分がいました。
人生の厄が一気に舞い降りてきたかのような、怒涛の3ヶ月間を過ごしました。お祓いに行ったのにどうして…とその時はとても残念に思っていました。

私は2年ほど前から、オートロック付きのマンションで暮らしています。
オートロック付きなので、マンションのエントランスの自動ドアは、鍵がないと開きません。

最近、妙なことがあるのです。私が、鍵で自動ドアを開けて入り、エレベーターの前で待っていると、1度閉まったはずの自動ドアが開くのです。
でも誰もいません。そのようなことは住み始めてからなかったのに、最近そんなことが何回か起きました。

そのことを気にかけていた矢先です。
友人と深夜自宅で電話していた時、終わり際に、「いま小さな男の子と一緒にいるの?声が聞こえたよ」と言われました。
もちろん私しかいなかったので、深夜だったこともあり怖くなりました。電話を切らずに朝まで付き合ってもらいました。

1/2
コメント(0)

※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。

怖い話の人気キーワード

奇々怪々に投稿された怖い話の中から、特定のキーワードにまつわる怖い話をご覧いただけます。

気になるキーワードを探してお気に入りの怖い話を見つけてみてください。