無言電話をかけてきた衝撃の人物

この怖い体験談は僕の友人が体験した出来事です。

今から10年ほど前、友人Ａは1人暮らしを関西のある市で始めます。
ワンルームのマンションを借りて仕事も始めました。

マンションは2階建てで白のアパート風です。
築は5〜6年らしく、比較的新しいため友人も気に入っていました。
引っ越しをして新生活を送るため友人は少しずつ家のモノを揃えて行きます。

ある日、友人はリサイクル店を見つけたので中に入って見ていました。
するとレトロな電話機があったので惹かれます。
色はグリーンで昭和の電話機といった感じです。

値段は「2千円」と安かったため友人は電話機を購入しました。

家に持ち帰った友人はこの電話機を飾りとして置いてみます。
友人は携帯電話をメインに使用していたため繋ぐ必要はなかったのです。

そして引っ越しをして1か月経った頃、母から電話がありました。
話をしていると、

「携帯電話もいいが、きちんとした電話機も繋いでおいた方がいいよ。」という内容でした。

友人は母の言葉を聞き購入した電話機を繋ぐ事にします。
それから数日後、友人が家にいると電話が鳴りました。

「チリーン　チリーン」

電話を取ると相手は無言です。
電話を切り、友人は少しイヤな気持ちになりました。

しかし、無言電話は夜7時ごろになると毎日かかかってくるようになり、次第に怖いと思うようになりました。

日によっては2回、3回と無言電話がある事も。
それが２か月ぐらい続いたため、友人は軽いノイローゼ気味になり悩み出しました。
母に電話をして、相談をすると、

「警察に相談しなよ。」

と言われます。
友人は母のいう通り警察に相談する事にしました。

「もう100回近く無言電話がきていて怖いんです。」

すると警察は、「1度逆探知をして相手を調べましょう。」と、いう事で家へ来てくれました。
装置をセットして夜待っていると無言電話がかかって来ました。