「ごめんなさい!」
と言うと勢いあってか、起き上がることができたのだ。一瞬、目を離しただけだったのだが、その隙に玄関に立っていた二人は居なくなっていた。はしゃいでんなよと声を出した人物は、どこから声をかけていたのか。
島の人には挨拶をして回ったのだが、まだまだ知らない人々もいる。部外者の私が歩き回っていたことを面白く思わない人もいるかもしれない。そう思い反省していたら、また扉の音がした。島に来てから生活する上での動線を確保してくれた女性が来てくれたのだ。
一連のことを話してみたが残念ながら、原因やきっかけを知ることはできなかった。「はしゃぐ」という言葉は、本土と同じ意味で使われているとこのこと。
知らない人物が墓地に入ることに対してよく思わない先祖もいるだろう。馴染みのない土地に入る際には、はしゃがず、細心の注意を払わなければならない。
体験談を取材することや現地に出向くこと、これからも繰り返していくことになるが、人の人生の一部をお借りしていることを忘れてはいけない。そう感じさせられた体験談である。
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