翌日
またいた為
私は、はっきり言いました。
「いいから待たないで!
今後、一緒に行かないから!
もう止めて!!」
すると――
それから、中山は私を待たなくなりました。
それで終わりました。
何十年も前の話です。
今になって考えると、私が最初からはっきり断っていれば良かった。
だから、自分にも悪いところがありました。
ただ
大人になった今でも、どうしても分からないことがあります。
私が自転車にするか、バスにするか。
その日によって、わざとバラバラにしていた。
前日に聞かれても、
「分かんない」
と答えていた。
それなのに――
翌朝になると、必ず私が選んだ方に中山がいた。
自転車の日には、自転車で家の前に。
バスの日には、すでにバス停に。
私がどちらを選ぶのか、前日の時点では分からないはずなのに。
それでも、毎回そこにいた。
あの頃の私は、それが怖くて仕方ありませんでした。
中山は、どうやって私がその日にどちらで行くのかを知っていたんだろう。
あれだけは、何十年経った今でも分かりません。
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